風邪を引くと喉の痛みや咳・鼻水が出るだけでなく、リンパ腺が腫れる人も多いのではないでしょうか?
実は風邪による細菌の侵入を食い止めるのは薬でも気合でもなく、こうしたリンパ腺の器官による働きが大きいものです。
第一防衛ラインは粘膜細胞の繊毛と粘液で、鼻や喉からはいってきたウイルスを排除します。
そして第二防衛ラインはリンパ腺に存在する白血球の一種「マクロファージ」。
このマクロファージは、「インターフェロン」という物質を出して、細胞にたどりついた風邪ウイルスを攻撃して処分します。
しかし細菌の増殖力が強いと、最終防衛ラインのリンパ球に存在するT細胞とB細胞が撃退するための「抗体」を作ります。
リンパ腺が腫れるのはT細胞とB細胞は分裂して増え、対抗する力を増強しているためです。
まさに、リンパ腺が腫れるタイミングは体がウイルスと戦闘体制に入った時なのです。
そのため外から触っても分かるほどのグリグリとしたしこりができます。
このように風邪でリンパ腺が腫れるのは細菌と戦った証でもあり、リンパ腺の腫れは体の免疫機能が正常に働いている自然反応とも言えるでしょう。
このように風邪の時に活躍してくれるのがリンパ腺なのですが、苦手なものもあります。
それはズバリ「水分不足」です。
リンパ腺の働きを活発にするためにも、風邪の時に水分をたっぷり補給するのは重要と言えます。
もう一つはストレスを溜めないこと。
体にストレスがかかると「ステロイド」というホルモンが分泌され、このホルモンが必要以上に分泌されるとリンパ腺の働きを阻害してしまいます。
そのため、風邪を引いた場合は初期の段階できっちりと休むことが得策と言えます。
まだ体力があるうちの方がリンパ腺の機能が正常に働き、風邪は以外と早く治るかもしれません。
発熱は風邪の初期の症状で、マクロファージが出す物質が脳に届くと始まり、それを受けてリンパ球が活性化します。
リンパ球は平熱より高い温度になると活発に動き始めるため、解熱剤などで無理に熱を下げてしまうとかえってリンパ球の活発を鈍くしてしまいます。
ウイルス自体も熱の高い状態を苦手とするため、弱らせるためにもある程度の発熱は必要なのです。
風邪薬はあくまでも症状を抑えるものであり、根本的に治すにはこうしたリンパ腺の器官の力を借りる方が治療も早く、本来の免疫機能も強くすることができます。