リンパ腺の痛みの原因

リンパ腺の痛みの主な原因としては、リンパ管内に病原菌が侵入することによって発症する「リンパ節の炎症」によるものが考えられます。
一般的な風邪でも腫れることが多く、炎症も症状によって異なりますが、だいたい数日で炎症は治まります。

特に腫れやすい首の場合は、耳や喉に軽い痛みを生じるのが特徴です。
そのあと、小さなコブ状の腫瘤(しゅりゅう)と呼ばれる「しこり」のようなものができます。
このような炎症で腫れる場合は発熱を併発することもあり、本人の自覚症状としては痛みとともに重苦しさを感じます。

また、首のしこりが痛む場合は「リンパ腺炎」などの細菌による感染症が原因の場合もあります。
そして、全く関係のなさそうな歯周病や慢性的な肩こりでもリンパ腺は腫れることがあります。
特に肩こりの場合は腫れることで肩こりが悪化し、頭痛といった別の痛みを伴い悪循環を繰り返すこともあるので注意が必要です。
このように痛む原因が分かるものなら良いのですが、体のどこも異常がないのに腫れる場合はすぐに診察を受ける必要があります。
痛みもなくリンパ腺が大きくなる場合は、悪性の腫瘍も考えられるためです。

リンパ腺の痛みがない場合

首にできる悪性腫瘍の場合は、ほとんど片側の腫れとなって現れます。

初期の場合は、1個〜数個程度で、触るとよく動きますが放置していると次第に肥大化します。
そして、どれだけ大きく腫れていてもほとんど「痛みを伴わない」のが特徴です。
しかし胸などの奥のリンパ腺に腫瘍ができた場合は、肥大したリンパ腺が他の臓器を圧迫して痛みを伴う場合があるようです。

通常のリンパ腺の腫れだと痛みや発熱を伴います。
リンパ腺のあるところに腫れや痛みを感じ、グリグリするようなものができて押して痛みを感じたら、それは「病原菌と戦っている」という証です。
こうしたリンパ腺炎や風邪などといった自然反応によるものは数日で腫れや痛みも引きます。

しかし、大きく腫れているにも関わらず痛みがない場合は早めに医師の診察を受けましょう。
そこで悪性腫瘍と診断されても、早期の場合はかなり高い確率で治療できます。
特にリンパ腺は全身に張り巡らされている組織であるため、転移の可能性も高いものです。
リンパ腺が腫れる原因があり、痛みを伴っているものならほぼ自然反応と見てよいと思われますが、「原因がない」「痛みがない」「肥大化する」という場合は重大な病気が潜んでいると考えるべきでしょう。


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