リンパ腺が腫れる病気は部位によっても異なり、感染症にも様々なものがあります。
首のリンパ腺が腫れる病気としては「咽頭炎」「ジフテリア」「結核」、後頭部のリンパ腺では「風疹」などの感染症が考えられます。
感染部位のリンパ腺が腫れる病気では「猫ひっかき病」や「細菌性リンパ節炎」なども挙げられます。
また「テング熱」「伝染単球症」「トキソプラズマ症」「梅毒」「ブルセラ」「麻疹」など全身のリンパ腺が腫れる感染症の病気もあります。
リンパ腺の病気の大半は、外部から侵入した細菌やウイルスによるものがほとんどです。
また意外な所では歯周病や虫歯、重度の肩こりや眼精疲労からリンパ腺が腫れることもあります。
そのため、リンパ腺の腫れ自体は免疫機能の自然反応であり珍しいことではありません。
注意しなければならないのは、悪性の腫瘍の場合です。
風邪などの原因もないのに発熱が続く・痛みを伴わずに大きくなる・強い圧迫感にも似た痛みである場合は重大な病気である可能性が高くなります。
複数のリンパ腺の腫れの病気としては「ウイルス性リンパ節炎」、他にも「リンパ肝炎」「リンパ浮腫」「リンパ管腫」「リンパ節炎」などリンパ腺の病気は数々存在します。
しかし、最も注意しなければならない病気が「悪性リンパ腫」です。
この病気はリンパ腺が親指大に腫れているにもかかわらず、痛みがほとんどないのが特徴で、白血病や骨髄腫と同じように血液及びリンパの癌でもあります。
原因としては体のリンパ組織に腫瘍ができたり、リンパ球そのものが癌化することで発生します。
この病気は腫瘍の組織の違いや細胞の種類・腫瘍細胞の増殖の仕方や形などから30種類以上に分けられます。
また、病期・年齢・状態などで治療法も異なるため、専門知識がないと判断が難しい分野でもあります。
そしてこの病気は癌細胞がリンパ管を通じてリンパ腺に流れ込む特徴があり、転移しやすいので注意が必要です。
もしリンパ腺の腫れや微熱・倦怠感・貧血・出血などの症状に加え、長期間腫れ続けるようであればすぐに病院で検査をしましょう。
早期発見であれば、放射線治療や化学治療で改善に向かう確率も高いものです。
転移を防ぐためにも、早期発見が有効的な治療の鍵となります。