急性リンパ球白血病

「急性リンパ球性白血病」は正常ならリンパ球になる細胞ががん化し、急激に骨髄の正常細胞に取って代わる命に関わる病気です。

急性リンパ球性白血病はあらゆる年齢層で発症し、小児がんとしても多く発症しています。
15歳未満の小児ガンの25%を占めるとも言われており、2〜5歳の年少児に特に多いようです。
成人では65歳を超えるとやや増える傾向にあるようです。

急性リンパ球性白血病では非常に未熟な白血球が骨髄に蓄積し、正常な細胞を生産する細胞を破壊して入れ替わります。
このような白血病細胞は血流にのって全身へと運ばれ、また別の部分で成長と増殖を続けることがあります。
その結果、頭痛や嘔吐、髄膜炎・肝不全・腎不全といったその他の臓器の障害を引き起こします。

急性リンパ球性白血病の初期には、白血球が減少することで感染を引き起こし、発熱や多汗が生じます。
また、赤血球が減少することで貧血や脱力・疲労・蒼白(皮膚や粘膜が血色を失った状態)現れます。
血小板が低下するためあざや出血も生じやすく、鼻血や歯茎からの出血も見られます。

慢性リンパ球性白血病

「慢性リンパ球性白血病」は、リンパ球ががん化して生じる疾患です。

慢性リンパ球性白血病は欧米では約30%を占める頻度の高い白血病ですが、日本では極めてまれな疾患で、欧米の約1/10程度にしかすぎません。
はっきりとした原因は不明ですが、環境的な因子よりも遺伝的原因が関与しているのではないかと推測されています。
発症は50歳以後の中高年に多く、30歳未満の若いうちにはほとんど見られない疾患であり、女性より男性に多いのが特徴です。

慢性リンパ球性白血病の初期の症状としては倦怠感・食欲不振・寝汗を伴う微熱・体重の減少などが傾向として現れます。
ほとんどの患者がリンパ節のしこりを訴えて病院を受診しており、痛みはありませんが大きさは鶏卵ほどの大きさに及ぶこともあるようです。
場所としては頸部や鎖骨上のリンパ節、続いて脇の下や足の付け根のリンパ節の腫脹が多いようです。

また、慢性リンパ球性白血病は他の白血病に比べて皮膚病変が多いのも特徴で、
丘疹(きゅうしん)や水泡など頑固な痒みを伴うものもあります。
虫刺されに対して過敏な反応があったり、帯状疱疹を患うと全身に広がりやすい傾向にあるようです。


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