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不妊症のリンパ球移植

不妊症によるリンパ球移植とは、流産が3回以上続いている時や夫婦間でHLAが似ているときなどに夫のリンパ球を妻に移植して改善をはかる方法です。

リンパ球移植(リンパ球療法)は、妊娠前にあらかじめ夫のリンパ球を母体に投与することにより、実際に妊娠した際に遮断抗体を産みだすことを期待する治療法です。
HLAとは「ヒト組織適合抗原」と言われるもので、夫婦間に類似したHLAを持っていると流産に結びつくことがあるようです。

こうしたリンパ球療法は3回以上の流産が続いてしまった習慣性流産や、退治が正常に発育しない不育症の場合ある程度の効果が期待できます。
方法としては夫のリンパ球を皮下注射で妻に移植し、免疫系等の改善をはかります。
治療法としては妊娠前に3回のリンパ球投与を行い、妊娠が確認されたら更にもう1回リンパ球投与を行います。
また、必要に応じて低容量のアスピリンとステロイド剤を併用して流産の予防に努める処置がとられる場合もあります。

注目を集めるリンパ球の移植

白血病などの治療の切り札となる骨髄移植をはじめとした造血幹細胞移植は患者の負担も大きいようです。
しかし、その治療に「リンパ球の移植」を取り入れることで患者の負担を軽減し、がん細胞への攻撃も期待できるということで、現在注目を集めているようです。
また、リンパ球の移植は高齢者にも使えるように発展させた「ミニ移植」にも期待がよせられています。

特に白血病などによる骨髄移植は、通常の数倍から数十倍もの抗がん剤投与や放射線照射を前処置として行います。
しかし、こうした処置は患者の負担も大きく、骨髄以外にも正常な臓器や組織を痛めつけます。
そのため、移植患者は副作用に耐えられる55歳までと制限され、重い臓器障害のある人への骨髄移植は無理とされてきました。

こうした制約を破ってくれそうなのがリンパ球の移植であり、今までの化学療法よりがん細胞を攻撃する力も強いと最近の研究結果でも判明しているようです。
骨髄移植前の処置を軽く押さえる上、リンパ球による攻撃をゆっくり誘導するマイルドな治療法となるようです。
リンパ球の移植は副作用も軽いため、適応年齢も70歳まで広がると期待を集めています。


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