喉の奥にはリンパ腺の組織である「扁桃腺」があります。
細菌によって扁桃腺に炎症が起こると「扁桃腺炎」となり、喉の痛みや首のリンパ腺の腫れなどが症状として表れます。
こうしたケースの多くは「風邪」であり、喉の痛みと共に発熱がありますが、治まれば痛みやリンパ腺の腫れも引いてきます。
このような場合は内科か耳鼻科で診察を受けると良いでしょう。
ペニシリン系の抗生物質を飲めば1〜2日で大体喉やリンパ腺の腫れが引きます。
しかし、扁桃腺の痛みが持続する場合は単なる風邪ではない場合も考えられるので注意が必要です。
こうした風邪による扁桃腺やリンパ腺の腫れは、体中をめぐるリンパ液に細菌が入り込んできたものをリンパ腺で殺菌しようと白血球やリンパ球が集まるためです。
殺菌された細菌や白血球の死骸はリンパ腺の腫れといった「首のしこり」を作りますが、これは免疫機能が正常に働いている自然反応でリンパ腺が細菌と闘った証拠でもあります。
しかし、リンパ腺の腫れには悪性の腫瘍など危険なものもあります。
風邪などの症状でもなく、「急に大きくなり痛みがない」または「喉や耳が痛む」などの症状があれば、すぐにかかりつけのお医者さんを受診しましょう。
喉の痛みは、主に扁桃腺やリンパ腺の腫れが原因となる場合が多いものです。
また風邪の症状でも喉が痛みますが、最近では花粉症が原因の場合も考えられます。
単にうがい薬だけで治らない場合もあるので、どんな原因で喉が痛いのかをつかむ必要があります。
風邪や扁桃腺の腫れだけなら良いのですが、首のリンパ腺に腫れがあり、かつ喉の痛みを非常に強く感じる場合は扁桃腺に異常が生じている可能性があります。
気をつけないと、稀に「扁桃悪性リンパ腫」が発症している場合もあるので注意が必要です。
扁桃悪性リンパ腫の症状としては「喉に強い痛みが生じる」「首に腫れが現れるが、痛みがない」「耳が聞こえづらい」という特徴が挙げられます。
このような症状の場合は、速やかに医師の診断を受けるべきです。
特にリンパ腺の腫れは悪性の場合、体全体に転移しやすいものです。
扁桃悪性リンパ腫の場合は耳鼻咽喉科での診察が主流となるので、もしこういった症状を感じた場合はこちらの専門医を受診しましょう。